郵便受けの製作例
20mm厚のパイン材と、12mm厚の塗装ベニアを使った郵便受けです。 濡れない場所に置くのを前提に作りました。 塗れる場所に置くのであれば防腐塗料を施す必要があります。 壁に直接木ねじで止めて使用します。 取り出し口は扉が手前下から開くように作りました。 |
作り方
サイズは自分の好きなように作ればいいんですが、ここで作った寸法は裁断図をご覧ください。
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第2図 |
「第1図」は、ポストの中の作りです。 ⑤⑦⑧は、片面が塗装済みの 12mm の合板です。 それ以外の板は、20mm のパイン材を使用しました。 「第2図」は、カットした材料です。それ以外に必要な材料 蝶番(「第1図」の④と⑤の間にある赤い部分に取り付けます。) 扉止め(「第1図」の③と⑥の間にある青い部分に取り付けます。) ダボ数本 ボンド |
第3図 |
「第3図」は、⑧の屋根の部分です。 手前と奥になる部分の合板の切り口が見えないように小さな角棒をボンドで張り付けます。 この場合、濡れたときのことを考えて水性の木工ボンドは使用しないでください。 ボンドが乾いたらきれいに面取りをします。 |
第4図 |
「第4図」は、屋根の部分の両サイドに⑨⑩の板を張り付けているところです。 ⑨⑩の板にはあらかじめ⑧が入るように溝を掘っているとベストです。 溝がない場合は木ねじを使って止めてもいいと思います。 |
第5図 |
次に両サイドの板①②にダボ穴をあけます。 それに合わせて③④にも開けておく必要があります。 なかなかぴったり合うように開けるのは難しいものです。 そこで「第5図」のように型紙を作ると比較的簡単に作業を進めることができます。 ダボ穴が狂うと出来上がりがあまりよくありません、正確に開けてください。 ダボ穴を開ける位置は裁断図をご覧ください。 |
第6図 |
「第1図」の③⑥に緑色で表した部分を掘ります。 「第6図」は掘った状態です。 これは、郵便物を取り出すときの取っ手になります。 |
第7図 |
「第7図」のように③のヒンジになる部分に、ダボを取り付けます。 ボンドを使って固定してかまいません。 また、扉を開けるとき当たらないように「第1図」の黄色い部分を、削り落として丸く仕上げる。ここで全材料に塗装します。 組み立ててしまってからでは中が塗りづらいので組み立てる前に塗った方が作業が楽です。 |
第8図 |
④と⑤を蝶番でつなぎます。 「第1図」の赤色で表している部分です。 ここが投函口になります。ここで、屋根板と裏板以外を①②で挟むような形で組み立てます。 この時③に差し込んだダボにだけはボンドが付かないように気をつけます。 |
第9図 |
「第1図」の青色の部分に「第9図」のように扉ストッパーを取り付けます。 そのために組み立てるときに裏板を取り付けなかったわけです。 |
第10図 |
「第10図」のように裏板を差し込みます。 ここで裏板には投函口の真後ろになる部分に木ねじ用の穴を開けておきます。 この穴を使って組み立て終わったポストを表から木ねじで固定するわけです。 |
第11図 |
「第11図」のように屋根板を取り付けるためのダボを差し込みます。 その上に⑧の屋根板を、ボンドを使って取り付けます。 |
第12図 |
「第12図」のように裏板にゴムの足を取り付けます。 壁に取り付ける場合に、屋根板が当たらない為と壁との間の通気をよくするためです。 |