スピーカー製作

スピーカーは、誰でも作れます。一緒に楽しく作ってみましょう


スピーカーユニットをそのままアンプにつないでも音はでます。
しかし、よい音で聞くためには、適当な大きさの、適切な形のエンクロージャー(スピーカーを入れるBOX)に入れなければなりません。
特にユニットの持っている低音特性を、十分発揮させるためには、エンクロージャーは欠くことは出来ません。
こう書くと面倒そうですが、考えてみて下さい、つなぐだけで音はでるんですよ!! 後は好みの問題だと思えばいいわけです。

とは言っても、最小限度のことは覚えていた方が楽にいい音が楽しめます。
ほんの少し基本的なことだけ・・・・・。

  • バッフル板の働き

 スピーカーの振動板が、前に動くと、全面の空気密度が高くなり、同時に背面の密度が低くなります。
この時、スピーカーの前後の空気を隔離するもの(バッフル板)がないと、密度の高い空気はスピーカーの周囲を通り背面の密度の低い空気と混ざり合います。
特に周波数の低い音は、音波がスピーカーの周囲を往復するだけで、前方に進みません。 「第1図」
バッフル板は、スピーカーの前後の空気を隔離するために必要となります。

  • エンクロージャーの種類

エンクロージャーには、最も簡単な平面バッフルから、内部構造の複雑なバックロードホーン形までいろいろな種類があります。
使用するユニットの規格、特性、用途により適切なエンクロージャーを選ぶことが大切です。
平面バッフルの角を後ろへ曲げた形が後面開放型です。この形では、ユニットの前後の空気を完全に隔離できません。
完全に隔離するためには、無限大バッフルにするか後面を閉じた密閉型にすることが必要です。「第2図」

  • ユニットの値によるエンクロージャーの選び方

 ユニットの低音特性を十分発揮させるには Q。の値によってエンクロージャーを選ぶ必要があります。「表1」
Q。は、特性表に書いてあります


「第1表」

ここまで書いて、こんなことを言うと怒られるかな? とも思いますが
あまり考えずに、いろんな箱に入れた方が、楽しめます。

平面バッフル 密閉型 位相反転型 バックローディング型 マルチ・ウェイ  ヒント